第三章・「別離」その25


両親も姉弟もただ君が好き

仕事の都合をつけ、できるだけ妻の傍にいたいのですが
自営業の僕には、なかなか思うようにはいきません
9月が過ぎれば仕事は区切りをつけて、妻の傍にいられます


せっかくの秋が来てるよ散歩道

療養治療のために、妻が癌研近くの実家で過ごすようになり
二度目の秋を迎えようとしています
楽しみにしていた週末の散歩も、妻にはその体力はありません


どうしてもこのひと口がひと口が

食事が摂れなくなった妻、口にできる物なら
少しでも、何でも、お願いだから・・・・・
実家の母も僕も祈る思いです




s_yamamo@