第三章・「別離」その19


さりげなく「家族と同じ」目が熱く

2000年9月9日、退院の日を迎えました
婦長さんへお世話になったことにお礼を言うと
『家族と同じですから・・・』と温かい言葉が返ってきました


有意義な入院笑顔でご退院

胸水の溜まる隙間を癒着させる処置は完璧だったのか
よく分からないまま、予定だった一週間の入院が終りました
とりあえず退院を許され、ほっと笑顔を見せる妻です


癌研の強者(つわもの)リストに名をつらね

妻にとって、治療・処置のための入院は、これが最期になりました
癌研にはたくさんの患者さんがそれぞれの病気と戦っているのですが
頑張り屋さんの妻は、間違いなく癌研の強者の一人には名を連ねたと思います




s_yamamo@