第一章・「再発」ー完


この病気つらつら思えば気の病

同じ病気を抱えていらっしゃる貴婦人Sさんはいつも生きる気力と勇気を与えてくださいます
もし、Sさんとの出会いがなかったら、僕たちはこれほど充実した日々を送れたでしょうか
今も貴婦人Sさんとは妻がいた時と変わらぬお付き合いをさせていただいております



貴婦人に贈るスラヴァのアベマリア

友人からお見舞いに頂戴したスラヴァの「アベマリア」を妻は子守歌代わりに聴いています
クラシック好きの貴婦人Sさんにもこの妻のお気に入りを贈りました



ひとときも忘れまいぞただ感謝

摘出手術から三年、そして「告知」より辛かった「再発」を知らされてから二年余りが過ぎました
多くの葛藤を経て「私はこの病気になってよかったと思っているの・・・」と妻は言うようになりました
両親、兄弟、姉妹、友人、皆に支えられ、これからも妻は前を向いて、一所懸命生きていきます



s_yamamo@