第一章・「再発」その50


情報に振り回されたリニアック

この病気になってから妻は、「データーは私のことじゃないから・・・」と言って聞き流しています
呼吸器外来ではK先生には現在の病状を伺い、今後の治療方法などをご相談しますが
放射線科では別の担当医が、妻を診るのではなく妻の病気を診てデーターを示しながらのお話です



内科医が放射線科の傷いやす

術後の外来では執刀医、T先生の診断でしたが、再発が確認されてからは内科医のK先生です
始めの頃はT先生とはタイプのちがうK先生に戸惑いがちの妻でしたが、じっくりと話を聞いてくださる
K先生は妻の病気だけでなく僕たちの「生活の質」(QOL)をも考えてくださいます



週末をだいなしにしたと詫びる妻

放射線治療も回を重ねていくとじわじわと副作用の影響が出てきます
妻は、僕が実家に行ける「週末に合わせて体調をベストに」と言ってますが、時には絶不調の時も・・・
これだけの大病を抱えながら、それでも周囲の人への「気づかい」を忘れることのない妻でした



s_yamamo@