再発・「毒のあとさき」その二十四


ミスドーの手土産ゆらし急ぐ道

横浜郊外の自宅から電車をいくつか乗り継いで実家へと向かいます
この頃は週末だけが生き甲斐でした
土曜日が早く来ないかと、とても待ち遠しく思ったものです



都電越え路地をくねくね「ときわ荘」

妻の実家近くには唯一の都電「荒川線」が走っています
炎天下の夏は汗を拭き拭き、寒風の冬はダッフルの襟を立て路地を急ぎます
実家はご近所では「ときわや」さんで通っています
路地を挟んだご近所は皆やさしくてよい方たちばかりです



週末は「鳥居昭治」になりすます

週末の訪問は妻だけでなく実家のご両親も温かく僕を迎えてくれます
いつの間にか実家での僕の居場所もでき、とても居心地のよい場所になりました
土曜日の午後はお母さんと妻の会話に僕も加わって茶の間が賑やかになります



s_yamamo@