再発・「毒のあとさき」その十四


付け髪で街に溶け込む雨上がり

出かけに少しだけ残っていた雨はすっかり上がり、黄昏はじめた雑踏を家路につきました
この日、丹沢の玄倉川で中州にとり残された人たちが濁流に飲み込まれる痛ましい事故がありました
テレビ画面に映し出された映像を見ていた妻は、「この人たち、何とかならなかったの・・・」と
やり場のない悲しみと憤りを感じていました



髪なんてされど飾れば気もそぞろ

妻の髪がつやつやになってさらに天使の輪もついて戻ってきました
夏ということもあり家にいるときはバンダナで過ごすことがほとんどで、これは外出用
油断をしていると丸坊主のまま、家の前の掃除や植木に水撒きをすることもしばしばです



母が付け僕がかぶされ大笑い

白い夏雲が背伸びをする土曜の午後のひと時です


s_yamamo@