第二章・「安息」その22
咲き誇るさつき柵から首を出す
2000年5月は終ろうとしています
春の花たちが、一斉に咲いて、その美しさを誇示しています
妻に残された季節もあと二つになりました
僕の腕ぎゅっとつかんで歩む路地
花々に迎えられ、春の散歩はそぞろ歩き
体調が少々悪くても、できるだけ妻を外に連れ出します
「爽やかな5月の風をほほに受け」
紫陽花の今年のピンク路地に映え
紫陽花は僕の好きな花の一つです
この季節、妻の実家近くの路地にはパステル色の紫陽花が
散歩する二人の気持ちを和ませてくれました
s_yamamo@